2020年07月30日
CFP vol.45 チャン・リナさん
チャンリナさんを紹介するのは今回で3回目となります(*´▽`*)
「CFP vol.20(2018年5月19日)」https://cfp.ti-da.net/e10495259.html
「CFP vol.30(2019年4月27日)」https://cfp.ti-da.net/e11076032.html
も掲載していますので、ぜひ、読んでもらえると嬉しいです
毎年春になると、体力づくりや陸上競技練習のために沖縄を訪れるリナさん。
プロゴルファーやタレントとしても活躍されていますが、現在はその活動をお休みして、陸上一本に集中しています。
そんなリナさんとユンタク(おしゃべり)してきましたので、そのときの様子をアップします!
(インタビューは2020年4月)
−リナさん−
この時期に真っ先に暖かくなる沖縄にやってきましたよ~
−ちゅら子−
めんそーれー
リナさんを初めて取材したのは2年前でしたね
−リナさん−
そうですね
私が陸上を始めたのが...4年前なので、今年38歳を迎えましたよ!
−ちゅら子−
おっおめでとうございます
ということは、34歳から陸上を始めたんですね。
スポーツの世界って年齢=体力というイメージがあったので、はじめてリナさんのお話を伺ったときは驚きました
ブレずにやりたいことに挑戦する!有言実行のリナさんを見てきて、私を含めリナさんを応援してきた皆さんには良い刺激になっていると思います
リナさんが陸上を始めた当初って、短距離走と400mリレーの選手でしたよね
-リナさん-
はい
故郷カンボジアの選手たちと「400mリレー選手」としてアジア大会に出場したときは気持ちよかったですね~
このまま短距離走やリレー選手として続けていくことも考えたのですが、どうしてもハードルを跳んでみたいという気持ちになっちゃって(笑)今は、東京オリンピックでハードル走の選手として出場することを目標にトレーニングに励んでいます
-ちゅら子-
短距離走からハードル走への転向には驚きました
トレーニングの様子を見せていただきましたが、とてもハードですよね
なぜ、ここまで頑張れるのですか
−リナさん−
以前、インタビューでもお話させていただきましたが、カンボジアのために何かできないか!と考えたことがあって。
元々ゴルフをしていたので、カンボジアの皆にもゴルフや陸上、色んなスポーツを楽しんでもらいたいという気持ちがありました。特に陸上はスポーツをする上で基本だと思うので、それをカンボジアで広げていきたいですね
−ちゅら子−
故郷にどう貢献しようか考えた結果が今に繋がる、ということですね
リナさんが日本でタレントとしてTV番組やラジオ番組に出演された際には、必ずカンボジアのお話をされていますね。
前回のインタビューで東京オリンピックを目指すことについても、「カンボジアの子どもたちに私の背中を見てほしい!」とおっしゃっていましたね。辛いことも多々あったかと思いますがいかがですか
−リナさん−
辛いことだらけでした
特に、2019年は私が生きてきた中で最も辛い年でした
ハードルの練習時に右足の前十字靭帯が断裂してしまったんです。
お医者さんから、「陸上を続けるなら手術をしないと復帰はできない」と言われ手術しました。
長いリハビリと筋トレの年でしたね。
術後はトレーニングしたくてもできない焦りや不安との闘いでした。
−ちゅら子−
怪我の後遺症や続けることでさらに悪化しないか、心配だと思うのですが...。
−リナさん−
主治医には、「リハビリと年齢との闘いだよ」と言われました。
医療関係者の皆さんや病室で出会った人達、トレーナーの言葉に救われました
何と言っても、カンボジアの子どもたちのことを考えると、何が何でも復帰したいという気持ちになりました。
東南アジア大会の出場も決まっていたので、ハードルを跳ぶ際には、右足着地(リード足)ではなく左足で着地しようって決めてたんです
国際大会では記録を出さないとオリンピックの選考にも入れなくなっちゃうんですけど、これでゴールできなかったら記録にもならないし、まずはハードル10台をしっかり飛び越えてゴールすることを目標に頑張ろうと思いました。
実際に東南アジア大会に出場して、ゴールが見えた瞬間は安心してしまい、手術した右足がハードルに当たるというハプニングもありましたが、転倒せずにゴールできました
−ちゅら子−
おおおおお〜!よかった(涙)
動画で走る姿観ましたよ!かっこよかったです
−リナさん−
ありがとうございます
実は、左足着地はトレーニング途中だし、手を上げるのも逆になったので、コーチたちは私がスタートしてすぐに転倒してゴールできないと思っていたらしいんです(笑)
とにかく私はゴールを目指す
実際は、記録を狙うにはハードル間を3、4歩で走らなければなりせませんが、無事ゴールするためには、例え歩数が5歩となっても左足から着地しなければなりません
万が一、怪我した右足で着地をしたらお終いですからね
他の選手が自分より先にハードルを飛び越えても、走り切る!恥ずかしいことじゃない!と思って走り抜きました。
だって、走りきらないと次の目標にいけませんから
−ちゅら子−
これまでのお話を聞くと、全国一暖かくなるのが早い沖縄でのトレーニングは、すごく大切なんじゃないかなぁと思っちゃいますね。
カンボジアも沖縄と似たような気候ですよね
カンボジアと言えば、遺跡のイメージが強いですが、実際はどんな国なんですか
−リナさん−
カンボジアは、人も気候も沖縄と似ていますよ(笑)
カンボジアを一言で言うと...
「kingdom of Wonder Cambodia」です
−ちゅら子−
どういう意味ですか
−リナさん−
不思議王国という意味です(笑)
いい意味で人々は懐っこくて面倒見がよく協力的です。
例えば、火事になると普通は消防を呼ぶじゃないですか
カンボジアの人たちは、近所の人たちが集まってバケツに砂や水を入れ一斉に火を消します。
家を引っ越しするときも面白いですよ。
親族とか近所の皆が「せーの!」で家を持ち上げて、家の下にローラーを入れコロコロコロ〜って運びます(笑)高床式なので運べるんですよ(笑)
−ちゅら子−
面白そうですね~
沖縄も私の祖父母の時代は、ご近所とのやり取りが頻繁にあって、ゆいまーる(助け合い)精神が強かったようです。
そういえば、沖縄出身のお医者さんがカンボジアの医療に貢献しているという記事を読んだことがあります。
リナさん、ご存知ですか?
-リナさん-
そうなんですね
-ちゅら子-
カンボジアでは、小児ガンを患っている子どもたちが年間600万人もいるそうです。
医療施設が少ないということで、沖縄出身の女性医師がカンボジアの医師に医療技術を伝えてるそうですよ〜!
-リナさん-
カンボジアはとても親日家です。
わたしの生まれたコンポンチャム州の近くには、「きずな橋」と言って、日本人がつくってくれた橋があります
その証拠にカンボジアのお札(500リエル)には、きずな橋と日本&カンボジアの国旗が印刷されていますよ。
−ちゅら子−
ほー!いつか、カンボジアに行ってみたいです(*´▽`*)
リナさんはこれからも目標に向かって頑張っていくと思いますが、具体的に計画されていることはありますか?
−リナさん−
東京オリンピックを目途に陸上選手は引退します。
引退後はカンボジアで自分の経験が活かせたらと思っています。
実は、カンボジアで体育の授業やスポーツを普及させているのは日本人なんです。
なので、カンボジア人である私が先駆者として日本で教わったことをやって見せて、カンボジアの人たちにスポーツをやってみたい!と思ってもらえるような道標になりたいと思っています。
−ちゅら子−
大怪我をしても持ち前の精神で乗り越え、リハビリにも耐え、現在も選手として大きな舞台を目指しているリナさん
常にカンボジアの未来に思いを寄せているのですね。
−リナさん−
これまでを振り返ってみると、私のターニングポイントは沖縄にあるんですよ!
悩んだとき、迷ったときは沖縄に行きます。
沖縄に行って沖縄の人たちからパワーをもらって、また本土で頑張って、カンボジアへ行ってという感じです
今は東京オリンピック出場を目指しています。
繰り返しになりますが、引退後はカンボジアの子どもたちへ陸上を教えるため、指導者としての勉強をしていきたいと思います。
怪我を乗り越えてきたからこそ、怪我をしない体づくり、トレーニングや、怪我をしてしまった選手の気持ちを理解できるような指導者になりたいですね(*´▽`*)
−ちゅら子―
リナさんの活躍を楽しみに沖縄から応援しています!
また遊びに来てくださいね〜♪
Interviewee:チャン・リナ
Interviewer:ちゅら子・ごさまるお
Writer:お紅
Proofreader:プー子
「CFP vol.20(2018年5月19日)」https://cfp.ti-da.net/e10495259.html
「CFP vol.30(2019年4月27日)」https://cfp.ti-da.net/e11076032.html
も掲載していますので、ぜひ、読んでもらえると嬉しいです
毎年春になると、体力づくりや陸上競技練習のために沖縄を訪れるリナさん。
プロゴルファーやタレントとしても活躍されていますが、現在はその活動をお休みして、陸上一本に集中しています。
そんなリナさんとユンタク(おしゃべり)してきましたので、そのときの様子をアップします!
(インタビューは2020年4月)
−リナさん−
この時期に真っ先に暖かくなる沖縄にやってきましたよ~
−ちゅら子−
めんそーれー
リナさんを初めて取材したのは2年前でしたね
−リナさん−
そうですね
私が陸上を始めたのが...4年前なので、今年38歳を迎えましたよ!
−ちゅら子−
おっおめでとうございます
ということは、34歳から陸上を始めたんですね。
スポーツの世界って年齢=体力というイメージがあったので、はじめてリナさんのお話を伺ったときは驚きました
ブレずにやりたいことに挑戦する!有言実行のリナさんを見てきて、私を含めリナさんを応援してきた皆さんには良い刺激になっていると思います
リナさんが陸上を始めた当初って、短距離走と400mリレーの選手でしたよね
-リナさん-
はい
故郷カンボジアの選手たちと「400mリレー選手」としてアジア大会に出場したときは気持ちよかったですね~
このまま短距離走やリレー選手として続けていくことも考えたのですが、どうしてもハードルを跳んでみたいという気持ちになっちゃって(笑)今は、東京オリンピックでハードル走の選手として出場することを目標にトレーニングに励んでいます
-ちゅら子-
短距離走からハードル走への転向には驚きました
トレーニングの様子を見せていただきましたが、とてもハードですよね
なぜ、ここまで頑張れるのですか
−リナさん−
以前、インタビューでもお話させていただきましたが、カンボジアのために何かできないか!と考えたことがあって。
元々ゴルフをしていたので、カンボジアの皆にもゴルフや陸上、色んなスポーツを楽しんでもらいたいという気持ちがありました。特に陸上はスポーツをする上で基本だと思うので、それをカンボジアで広げていきたいですね
−ちゅら子−
故郷にどう貢献しようか考えた結果が今に繋がる、ということですね
リナさんが日本でタレントとしてTV番組やラジオ番組に出演された際には、必ずカンボジアのお話をされていますね。
前回のインタビューで東京オリンピックを目指すことについても、「カンボジアの子どもたちに私の背中を見てほしい!」とおっしゃっていましたね。辛いことも多々あったかと思いますがいかがですか
−リナさん−
辛いことだらけでした
特に、2019年は私が生きてきた中で最も辛い年でした
ハードルの練習時に右足の前十字靭帯が断裂してしまったんです。
お医者さんから、「陸上を続けるなら手術をしないと復帰はできない」と言われ手術しました。
長いリハビリと筋トレの年でしたね。
術後はトレーニングしたくてもできない焦りや不安との闘いでした。
−ちゅら子−
怪我の後遺症や続けることでさらに悪化しないか、心配だと思うのですが...。
−リナさん−
主治医には、「リハビリと年齢との闘いだよ」と言われました。
医療関係者の皆さんや病室で出会った人達、トレーナーの言葉に救われました
何と言っても、カンボジアの子どもたちのことを考えると、何が何でも復帰したいという気持ちになりました。
東南アジア大会の出場も決まっていたので、ハードルを跳ぶ際には、右足着地(リード足)ではなく左足で着地しようって決めてたんです
国際大会では記録を出さないとオリンピックの選考にも入れなくなっちゃうんですけど、これでゴールできなかったら記録にもならないし、まずはハードル10台をしっかり飛び越えてゴールすることを目標に頑張ろうと思いました。
実際に東南アジア大会に出場して、ゴールが見えた瞬間は安心してしまい、手術した右足がハードルに当たるというハプニングもありましたが、転倒せずにゴールできました
−ちゅら子−
おおおおお〜!よかった(涙)
動画で走る姿観ましたよ!かっこよかったです
−リナさん−
ありがとうございます
実は、左足着地はトレーニング途中だし、手を上げるのも逆になったので、コーチたちは私がスタートしてすぐに転倒してゴールできないと思っていたらしいんです(笑)
とにかく私はゴールを目指す
実際は、記録を狙うにはハードル間を3、4歩で走らなければなりせませんが、無事ゴールするためには、例え歩数が5歩となっても左足から着地しなければなりません
万が一、怪我した右足で着地をしたらお終いですからね
他の選手が自分より先にハードルを飛び越えても、走り切る!恥ずかしいことじゃない!と思って走り抜きました。
だって、走りきらないと次の目標にいけませんから
−ちゅら子−
これまでのお話を聞くと、全国一暖かくなるのが早い沖縄でのトレーニングは、すごく大切なんじゃないかなぁと思っちゃいますね。
カンボジアも沖縄と似たような気候ですよね
カンボジアと言えば、遺跡のイメージが強いですが、実際はどんな国なんですか
−リナさん−
カンボジアは、人も気候も沖縄と似ていますよ(笑)
カンボジアを一言で言うと...
「kingdom of Wonder Cambodia」です
−ちゅら子−
どういう意味ですか
−リナさん−
不思議王国という意味です(笑)
いい意味で人々は懐っこくて面倒見がよく協力的です。
例えば、火事になると普通は消防を呼ぶじゃないですか
カンボジアの人たちは、近所の人たちが集まってバケツに砂や水を入れ一斉に火を消します。
家を引っ越しするときも面白いですよ。
親族とか近所の皆が「せーの!」で家を持ち上げて、家の下にローラーを入れコロコロコロ〜って運びます(笑)高床式なので運べるんですよ(笑)
−ちゅら子−
面白そうですね~
沖縄も私の祖父母の時代は、ご近所とのやり取りが頻繁にあって、ゆいまーる(助け合い)精神が強かったようです。
そういえば、沖縄出身のお医者さんがカンボジアの医療に貢献しているという記事を読んだことがあります。
リナさん、ご存知ですか?
-リナさん-
そうなんですね
-ちゅら子-
カンボジアでは、小児ガンを患っている子どもたちが年間600万人もいるそうです。
医療施設が少ないということで、沖縄出身の女性医師がカンボジアの医師に医療技術を伝えてるそうですよ〜!
-リナさん-
カンボジアはとても親日家です。
わたしの生まれたコンポンチャム州の近くには、「きずな橋」と言って、日本人がつくってくれた橋があります
その証拠にカンボジアのお札(500リエル)には、きずな橋と日本&カンボジアの国旗が印刷されていますよ。
−ちゅら子−
ほー!いつか、カンボジアに行ってみたいです(*´▽`*)
リナさんはこれからも目標に向かって頑張っていくと思いますが、具体的に計画されていることはありますか?
−リナさん−
東京オリンピックを目途に陸上選手は引退します。
引退後はカンボジアで自分の経験が活かせたらと思っています。
実は、カンボジアで体育の授業やスポーツを普及させているのは日本人なんです。
なので、カンボジア人である私が先駆者として日本で教わったことをやって見せて、カンボジアの人たちにスポーツをやってみたい!と思ってもらえるような道標になりたいと思っています。
−ちゅら子−
大怪我をしても持ち前の精神で乗り越え、リハビリにも耐え、現在も選手として大きな舞台を目指しているリナさん
常にカンボジアの未来に思いを寄せているのですね。
−リナさん−
これまでを振り返ってみると、私のターニングポイントは沖縄にあるんですよ!
悩んだとき、迷ったときは沖縄に行きます。
沖縄に行って沖縄の人たちからパワーをもらって、また本土で頑張って、カンボジアへ行ってという感じです
今は東京オリンピック出場を目指しています。
繰り返しになりますが、引退後はカンボジアの子どもたちへ陸上を教えるため、指導者としての勉強をしていきたいと思います。
怪我を乗り越えてきたからこそ、怪我をしない体づくり、トレーニングや、怪我をしてしまった選手の気持ちを理解できるような指導者になりたいですね(*´▽`*)
−ちゅら子―
リナさんの活躍を楽しみに沖縄から応援しています!
また遊びに来てくださいね〜♪
Interviewee:チャン・リナ
Interviewer:ちゅら子・ごさまるお
Writer:お紅
Proofreader:プー子
Posted by CFP at 16:51│Comments(0)
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