2018年10月03日

CFP vol.24 泉川友樹さん

はいさい!!
vol.24では、日中間のビジネスを陰で支えている沖縄出身の泉川友樹さんを紹介します!!

-ごさまるお-
SNSや新聞等で泉川さんの活躍ぶりは拝見していますキョロキョロ
重要な国際会議で中国語の通訳者として力を発揮されていますね!
改めて、現在どのようなお仕事をされているのでしょうかはてな

-泉川さん-
私は日本国際貿易促進協会に所属しており、中国でビジネスを始めたいと考えている企業のサポートをしています。また、日本の経済団体として中国政府に対して定期的に日中関係の発展や経済交流促進のための提言を行なっています。

CFP vol.24 泉川友樹さん

CFP vol.24 泉川友樹さん

-ごさまるお-
具体的に企業へはどのようなサポートをされているのですかはてな

-泉川さん-
私の所属する協会は、中国展開を考える日本の企業へ信頼できるパートナーを調査して紹介します。
日本と中国ではお国柄が違うので、貿易や会社経営の制度が大きく異なり、内情を知らない日本の企業が単独で中国ビジネスを展開する場合は大変厳しいものがあります。紹介するにあたっては、財務状況や過去に問題を抱えていないかなどはもちろん、確かな販売ルートがあるかどうかもリサーチしますびっくり!!

-ごさまるお-
信頼できるパートナーとなる会社を探すことがビジネス展開の第一歩なのですねびっくり

-泉川さん-
そうですねコレ!但し、良いビジネスパートナーを探せたとしても、その企業が日本を良く理解しているか否かでだいぶ状況も変わります。企業による国際間のパートナー探しはダイナミックなようでデリケートな一面が沢山あるのですキョロキョロ
日本の企業が中国でビジネスを成功させるには「良きパートナーに巡りあう事」の一言に尽きますよつばもちろん紹介した企業同士がトラブった時には問題解決のために仲介してアフターケアに回るケースもありますコレ!

-ごさまるお-
へ~びっくり!!
私も中国に留学した経験がありますが、人と人との関係がうまくいった時に中国が楽しくなりましたキラキラ 

-泉川さん-
中国では会社の意向というより経営陣のパーソナリティーとか考え方が大きく反映してきます。社長自ら決断し実行するようなトップセールスが行われているため、スピーディーに物事が進みやすいと考えられますGOOD

-ちゅら子-
中国ビジネスを展開する際にはノウハウが必要だと感じますが、沖縄の企業はどうでしょうはてな

-泉川さん-
中国ビジネスを促進する形態として・・・
①貿易
②投資(中国に工場を建てて生産し販売又は輸出する)
③技術移転(特許)を中国企業に売って利益を求める
などがあります。

一方沖縄においては、中国へ工場を建てて投資を試みるような体力のある企業は殆どみられませんぐすんしかし、最近では中国へ物を送るといった貿易の動きが活発化しています。
「泡盛」、「黒糖」、「塩」がその代表例です沖縄ハート

-ごさまるお-
泉川さんからみて沖縄の人の気質は中国で通用するでしょうかはてな

-泉川さん-
沖縄の人は諸外国に対して打ち解けるのが上手だと思いますびっくり!!少なくとも、中国の方は日本よりも沖縄に対する思い入れが強く、より親しく感じているようです。
文化的に近いものを共有していますが、歴史的に見ても600年も琉球と付き合ってきたという背景は大いに関係しているでしょうおすまし
70年前の大戦では中国が日本に攻められて辛い目にあいました。
沖縄(琉球)の人も薩摩の侵攻や沖縄戦で苦しい思いを強いられてきた・・・そのことを中国人は理解しています。同じような境遇として認識している所はあると思います。

-ちゅら子-
年月が経てば経つほど沖縄戦への関心が薄くなっている傾向にありますが、中国の若い世代はいかがですか?

-泉川さん-
はい、中国も同じような傾向にあります。
例えば沖縄に対する印象は琉球というより「海がきれい」など、観光リゾート地としてのイメージが大きいです。時々、沖縄ってなんですか?(物?)と聞いてくる若者がいます。(笑)
しかし、最近は、沖縄物産キャンペーンが徐々に浸透し、長寿の島、健康の島という印象が定着しつつあります。
上海のケンタッキーでは沖縄の海塩を使用したアイスクリームが人気ですよニコニコハート

-ちゅら子-
逆に中国から日本へパートナーを求めるケースもありますかはてな

-泉川さん-
はい♪赤中国の電力会社が日本のソーラー発電と手を組んで電気を売っています。
昨今では日本、中国の企業がビジネス上でパイを奪い合うことはなく、パートナーを組んで双方の国で分け隔てなく国際的なビジネスが展開されていますコレ!

-ごさまるお-
それは興味深いですねキラキラ 
しかし、尖閣諸島の問題などのニュースを見ていると、実際、中国側とパートナーを組んでの仕事や交流を不安視する人もいます汗

-泉川さん-
日本人がイメージする中国とは・・・
メディアが発信する習近平国家主席や尖閣諸島といったところでしょうか・・・?
それは政治的な一面ですよね。
私の理解する中国は、仕事やプライベートで知り合った個々の顔が浮かびますびっくり!!とても親しい間柄ですので親近感が強いですニコニコ

CFP vol.24 泉川友樹さん

-ちゅら子-
沖縄は今後、中国とどのような経済交流ができるのでしょうか?

-泉川さん-
沖縄はそもそも製造業が発展していないので商品を国外へ輸出する量が限られています。
課題は山積みですが、沖縄県全体で貿易が常套になれば外貨が沖縄県に入るようになります。
外貨が入ってこれば、更にアジアと経済交流する基盤が整うと思いますキラキラ コレ!おすまし

CFP vol.24 泉川友樹さん

-ちゅら子-
泉川さんは中国語も堪能で習近平国家主席に会って通訳していましたねキョロキョロ
中国語はどのように習得したのですかはてな

CFP vol.24 泉川友樹さん

-泉川さん-
私は沖国大で考古学を専攻していたのですが、2年生の時に授業で初めて中国語を聞きました♪赤その時の発音がとても面白くて・・・ハマってしまいましたびっくり!!当時は大学の留学生交流室で中国人とよく話しましたね(笑)。

-ちゅら子-
考古学者の泉川さんも見てみたかったですが・・・(笑)

-泉川さん-
今の協会で働かないかと声をかけてもらったときは、文化関連の仕事をしたいと考えていました。
ところが、当時の彼女(今の奥さん)に「入って面白くなかったら3ヶ月で辞めればいいさー」と背中を押され今に至ります(笑)

-ちゅら子-
素晴らしい奥さんですねハート
以前、泉川さんの「育休」についてのコラムを拝読しました。とても積極的に家庭をサポートしていらっしゃいますね。

CFP vol.24 泉川友樹さん

-泉川さん-
育休は中国の影響が大きいですびっくり!!
中国はどちらかというと女性が強く、男女平等なので家事や育児の分担は当たり前なんですおすまし

CFP vol.24 泉川友樹さん

-ちゅら子-
将来の展望はありますか?

-泉川さん-
将来は沖縄に戻って教育に力を入れたいですGOOD
中国語や通訳の技術を教えたり中国の様子などを伝えたりして、中国との懸け橋になる人材を育てていきたいですキラキラ 
懸け橋になる人がどんどん増えれば相互理解が深まり平和的な関係が築けますびっくり!!

CFP vol.24 泉川友樹さん

-ごさまるお-
最後にメッセージお願いしますおすまし

-泉川さん-
沢山の人に実際に中国へ行って見聞を広げてもらいたい。そしてメディアでは知りえない生の中国に触れて片寄りのない中国への理解を深めてほしいです。


-ちゅら子、ごさまるお-
キラキラ ありがとうございました


Interviewee:泉川友樹
Interviewer:ごさまるお・ちゅら子・カナイ
Writer:ごさまるお
Proofreader:プー子





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