2018年04月30日
CFP vol.19 松原愛さん
CFP vol.19
タイ、インド、ラオスの街中を散策していると
美しい生地が所狭しと並べられています(^-^)
タイ、インド、ラオスといえば・・・
女性が身に付けている巻きスカートですね
タイのパーシン、インドのサリー、ラオスのシンは有名です!
色とりどりの生地には様々な模様が施され
絹や綿素材の生地で肌触りも良いですね
そんな生地を自らの目で選び自らデザインしたお洋服などを提供している
松原愛さんにインタビューしました♡
-ちゅら子-
愛さんめんそ~れ~おきなわ~
-愛さん-
ちゅら子さん1年ぶりです
去年に引き続き、沖縄本島で2回目の作品販売にやってきました~
-ちゅら子-
今回のおススメはなんでしょう?
-愛さん-
今回はラオスの生地で作ったオリジナル作品です
短い期間ではありましたが、読谷の「りゅう」というお店で展示販売会をしました
毎年、秋の恒例にできたらいいなと思っています!
-ごさまるお-
沖縄では離島でも販売していると伺いました
-愛さん-
石垣島で3日間、宮古島では4日間の展示販売会をしました
どちらも沢山の方にお越しいただきましたよ~
-ごさまるお-
タイのチェンマイに愛さんも ちゅら子も住んでいたんですよね
生地はチェンマイやラオス、インドで仕入れているそうですが、縫製はどちらでされていますか?
-愛さん-
縫製は主にチェンマイですね(#^.^#)
販売活動は基本的に日本です!
普段はタイに活動拠点をおいてラオスやインドへも足を運び、生地を買い付けたり
デザインをおこしては縫い子さんにサンプル製作を依頼したり
という作業をしています
半年に1度は作品を販売するため日本へ帰ってきます(^-^)
-ごさまるお-
販売するマーケットを日本に絞ってやられているのですね~!面白い!
-愛さん-
タイだけでなく インドやラオスの布も大好きです
ラオスの藍染の生地は色合いが美しく
使うほどに馴染んでいい風合いがでてきます
インドの生地は手触りがとても良いです肌触りが良く、着心地がいい
それぞれ違う魅力があるので、作りたい服によって使う生地を考えています
-ごさまるお-
今愛さんが着ているブラウスもオリジナルのデザインですか~
シャツの何気ない所に花のデザインがポイントになっていて可愛らしい
-愛さん-
これはオレンジ系をメインとしたグラデーションになるようにインドで刺繍糸を選びました
私がはじめてインドのSt.Maryというフェアトレードグループにオーダーしたデザインの1つです
14年前にカナダでSt.Maryの手刺繍商品に出会い、魅せられて
いつかオリジナルを作りたい!と思い続けていました
-ごさまるお-
日本での販売期間は短いですよね!?
どのようにすればオリジナル商品(作品)に関心を持ってもらい、売ることができるのですか
-愛さん-
リピーターの方々に支えてもらっています
私の作品に興味を持ってくれる人は
作品が完成するまでの工程
それに纏わるストーリーに興味を示してくださる方が多いです
-ごさまるお-
ストーリーとは?
-愛さん-
例えばラオスで購入した生地のバッグでしたら
葛(くず)の繊維を水で柔らかくして作ったことや
現地(村)の人たちは葛の繊維を太ももを使ってよりながら糸にしてから編むとか
村では川で漁をするときに網として使うから凄く丈夫なんですとか(笑)
紡いだ織りです!って簡単に伝えるのではなく
綿花を摘んで、種取りをし、棒状に整えたものを
糸車で糸にして藍の葉を発酵させて作った染料で染めてから織りばた機で
手織りしています!とか・・・作業の流れ説明すると
生地になるまでにどれだけの手間ひまが費やされてきたのか
イメージが湧きやすいですよね
-ごさまるお-
なるほど~
ある意味 理想のフェアトレード(発展途上国で生産された商品を適正な価格で取引することで生産者の生活を支える仕組み)ですね!
向こうの文化というか培われてきた生活の知恵や文化をデザインと結びつけて商品に生かす
それを消費者と繋げて作り手の経済をも潤う!
-愛さん-
そうですね♪
私の作品を買ってくれたお客さんが
購入したものを身に着けて来店してくださった際に
写真を撮らせてもらうこともあります
その写真をラオスの村で生地を作ってくれている方々や
スルビの服を縫ってくれているタイのお母さんたち(縫製職人)に見せると・・・
異国でこんな人たちが、こんな風に着てくれているんだと喜んでくれる人が多いです
作り手に自覚が芽生えるとアイディアも出てくる
例えば、トートバッグの取っ手を使いやすくなるよう短くしてみよう・・・など
作り手の意識の変化が見えると凄く嬉しいですね
自ら進んでアイディアを出してくれると、自然に作品の質も上がります
-ごさまるお-
縫製職人とは、どうやって信頼関係をつくっているのですか
-愛さん-
彼らの手仕事や作品が好きっていう気持ちを持っている事が大前提
言葉の壁があるのでこちらの希望が伝わりにくいこともありますが・・・
何度も確認してを繰り返し伝えています
お互いに少しずつ分かり合えてきてるかな
消費者の方々の声も届けるようにしています
自分が作ったものを素敵だ!いい!って言ってくれる人の声って・・・
なかなか作り手の現場までは届かないもの
作り手は自身の作品が最終的にどう評価されているかまではわからないことがほとんどです
作り手に消費者の意見を知ってもらい品質改善を意識させたり
自分の仕事に自信と誇りを持ってもらうことは大切だと思います
-ごさまるお-
女性は一点物(いいもの)を欲しがりますよね
それを現地の縫製職人にどう伝えるのですか
また、大手のような大量生産と違って少量の一点物など
手仕事で出来栄えが左右されると思いますが
良い作品を生産するためのモチベーションをどのように持続させているのですか
-愛さん-
私も一点物が好きです
手刺繍や草木染めは同じデザインのものでも
刺繍をさした人によって微妙に違ったりしますね!
それだけも立派な一点ものだと思います
手仕事や自然素材、草木染めの服や小物を身に着ている人を見かけたら嬉しいですね(n*´ω`*n)
私のお店(スルビ)でも、そういう気持ちを共有してくれているお客さんが多い気がするな~
これっ いいよねー!みたいな(笑)それは一点ものの醍醐味だと思うなぁ
そういう気持ちや感覚を縫製のお母さんたちに伝えています(笑)
-ごさまるお-
そもそもフェアートレードをしようと思ったきっかけはなんでしょう?
-愛さん-
ワーキングホリデーでカナダへ行ったときにお世話になったホストマザーに
可愛い雑貨屋に連れて行ってもらったのがきっかけです
そのお店が扱う商品はすべてがフェアトレードでした!スタッフはほとんどがボランティア!!
ここで、はじめてフェアトレードという言葉と仕組みを知りました
今まで自分が購入した商品がどんな風に作られているのか考えたことはありませんでした・・・
以前、人身売買によって売り買いされた子どもたちが安い賃金で労働させられているというニュースを見たことがあります
もしかしたら、その子どもたちが かけたミシンの服を着ているかもしれないと思うとショックで・・・
フェアトレードって作ってる人、買う人、売る人が皆 対等(フェア)な関係立場で
成り立っていると思っていますし、全ての物流がそうあるのが自然だと思います
私自身もフェアトレードの理念を持って仕事を続けていきたいです
-ちゅら子-
愛さんのお洋服や雑貨には
縫製職人さんが
身に付けている人の着心地や笑顔を想像しながら
丁寧に施した手仕事のぬくもりが詰まっているんですね!!
沖縄で愛さんの作品に触れる機会を増やしてほしいです
-愛さん-
ちゅら子さんありがとう!!
石垣島で商品を販売したのを機に「やちむん館」さんが
私の商品を置いてくださることになりました!!
ちゅら子
タイ・インド・ラオスの縫製職人さんも喜びますね
愛さん!今後の展望をお聞かせください♪
-愛さん-
今は タイやインドで作った商品を年に2回日本の数カ所で展示販売していますが
今後は私の商品を取り扱ってくれるお店を増やし随時販売できるようにしたいと考えています
また、沖縄の伝統工芸や日本の伝統工芸を取り入れた商品も海外へ展開し
地元にも還元できたらいいなぁと考えています♪
ちゅら子 ごさまるお
愛さんが再び沖縄に来ることを楽しみに待っています!
本日はお忙しい中ありがとうございました!!
松原愛さんのお店「スルビ」情報はこちら↓↓
http://www.surabhi.jp/category/blog
Interviewee:松原愛
Interviewer:ちゅら子・ごさまるお
Writer:ちゅら子
Editor:ごさまるお
Proofreader:プー子
タイ、インド、ラオスの街中を散策していると
美しい生地が所狭しと並べられています(^-^)
タイ、インド、ラオスといえば・・・
女性が身に付けている巻きスカートですね
タイのパーシン、インドのサリー、ラオスのシンは有名です!
色とりどりの生地には様々な模様が施され
絹や綿素材の生地で肌触りも良いですね
そんな生地を自らの目で選び自らデザインしたお洋服などを提供している
松原愛さんにインタビューしました♡
-ちゅら子-
愛さんめんそ~れ~おきなわ~
-愛さん-
ちゅら子さん1年ぶりです
去年に引き続き、沖縄本島で2回目の作品販売にやってきました~
-ちゅら子-
今回のおススメはなんでしょう?
-愛さん-
今回はラオスの生地で作ったオリジナル作品です
短い期間ではありましたが、読谷の「りゅう」というお店で展示販売会をしました
毎年、秋の恒例にできたらいいなと思っています!
-ごさまるお-
沖縄では離島でも販売していると伺いました
-愛さん-
石垣島で3日間、宮古島では4日間の展示販売会をしました
どちらも沢山の方にお越しいただきましたよ~
-ごさまるお-
タイのチェンマイに愛さんも ちゅら子も住んでいたんですよね
生地はチェンマイやラオス、インドで仕入れているそうですが、縫製はどちらでされていますか?
-愛さん-
縫製は主にチェンマイですね(#^.^#)
販売活動は基本的に日本です!
普段はタイに活動拠点をおいてラオスやインドへも足を運び、生地を買い付けたり
デザインをおこしては縫い子さんにサンプル製作を依頼したり
という作業をしています
半年に1度は作品を販売するため日本へ帰ってきます(^-^)
-ごさまるお-
販売するマーケットを日本に絞ってやられているのですね~!面白い!
-愛さん-
タイだけでなく インドやラオスの布も大好きです
ラオスの藍染の生地は色合いが美しく
使うほどに馴染んでいい風合いがでてきます
インドの生地は手触りがとても良いです肌触りが良く、着心地がいい
それぞれ違う魅力があるので、作りたい服によって使う生地を考えています
-ごさまるお-
今愛さんが着ているブラウスもオリジナルのデザインですか~
シャツの何気ない所に花のデザインがポイントになっていて可愛らしい
-愛さん-
これはオレンジ系をメインとしたグラデーションになるようにインドで刺繍糸を選びました
私がはじめてインドのSt.Maryというフェアトレードグループにオーダーしたデザインの1つです
14年前にカナダでSt.Maryの手刺繍商品に出会い、魅せられて
いつかオリジナルを作りたい!と思い続けていました
-ごさまるお-
日本での販売期間は短いですよね!?
どのようにすればオリジナル商品(作品)に関心を持ってもらい、売ることができるのですか
-愛さん-
リピーターの方々に支えてもらっています
私の作品に興味を持ってくれる人は
作品が完成するまでの工程
それに纏わるストーリーに興味を示してくださる方が多いです
-ごさまるお-
ストーリーとは?
-愛さん-
例えばラオスで購入した生地のバッグでしたら
葛(くず)の繊維を水で柔らかくして作ったことや
現地(村)の人たちは葛の繊維を太ももを使ってよりながら糸にしてから編むとか
村では川で漁をするときに網として使うから凄く丈夫なんですとか(笑)
紡いだ織りです!って簡単に伝えるのではなく
綿花を摘んで、種取りをし、棒状に整えたものを
糸車で糸にして藍の葉を発酵させて作った染料で染めてから織りばた機で
手織りしています!とか・・・作業の流れ説明すると
生地になるまでにどれだけの手間ひまが費やされてきたのか
イメージが湧きやすいですよね
-ごさまるお-
なるほど~
ある意味 理想のフェアトレード(発展途上国で生産された商品を適正な価格で取引することで生産者の生活を支える仕組み)ですね!
向こうの文化というか培われてきた生活の知恵や文化をデザインと結びつけて商品に生かす
それを消費者と繋げて作り手の経済をも潤う!
-愛さん-
そうですね♪
私の作品を買ってくれたお客さんが
購入したものを身に着けて来店してくださった際に
写真を撮らせてもらうこともあります
その写真をラオスの村で生地を作ってくれている方々や
スルビの服を縫ってくれているタイのお母さんたち(縫製職人)に見せると・・・
異国でこんな人たちが、こんな風に着てくれているんだと喜んでくれる人が多いです
作り手に自覚が芽生えるとアイディアも出てくる
例えば、トートバッグの取っ手を使いやすくなるよう短くしてみよう・・・など
作り手の意識の変化が見えると凄く嬉しいですね
自ら進んでアイディアを出してくれると、自然に作品の質も上がります
-ごさまるお-
縫製職人とは、どうやって信頼関係をつくっているのですか
-愛さん-
彼らの手仕事や作品が好きっていう気持ちを持っている事が大前提
言葉の壁があるのでこちらの希望が伝わりにくいこともありますが・・・
何度も確認してを繰り返し伝えています
お互いに少しずつ分かり合えてきてるかな
消費者の方々の声も届けるようにしています
自分が作ったものを素敵だ!いい!って言ってくれる人の声って・・・
なかなか作り手の現場までは届かないもの
作り手は自身の作品が最終的にどう評価されているかまではわからないことがほとんどです
作り手に消費者の意見を知ってもらい品質改善を意識させたり
自分の仕事に自信と誇りを持ってもらうことは大切だと思います
-ごさまるお-
女性は一点物(いいもの)を欲しがりますよね
それを現地の縫製職人にどう伝えるのですか
また、大手のような大量生産と違って少量の一点物など
手仕事で出来栄えが左右されると思いますが
良い作品を生産するためのモチベーションをどのように持続させているのですか
-愛さん-
私も一点物が好きです
手刺繍や草木染めは同じデザインのものでも
刺繍をさした人によって微妙に違ったりしますね!
それだけも立派な一点ものだと思います
手仕事や自然素材、草木染めの服や小物を身に着ている人を見かけたら嬉しいですね(n*´ω`*n)
私のお店(スルビ)でも、そういう気持ちを共有してくれているお客さんが多い気がするな~
これっ いいよねー!みたいな(笑)それは一点ものの醍醐味だと思うなぁ
そういう気持ちや感覚を縫製のお母さんたちに伝えています(笑)
-ごさまるお-
そもそもフェアートレードをしようと思ったきっかけはなんでしょう?
-愛さん-
ワーキングホリデーでカナダへ行ったときにお世話になったホストマザーに
可愛い雑貨屋に連れて行ってもらったのがきっかけです
そのお店が扱う商品はすべてがフェアトレードでした!スタッフはほとんどがボランティア!!
ここで、はじめてフェアトレードという言葉と仕組みを知りました
今まで自分が購入した商品がどんな風に作られているのか考えたことはありませんでした・・・
以前、人身売買によって売り買いされた子どもたちが安い賃金で労働させられているというニュースを見たことがあります
もしかしたら、その子どもたちが かけたミシンの服を着ているかもしれないと思うとショックで・・・
フェアトレードって作ってる人、買う人、売る人が皆 対等(フェア)な関係立場で
成り立っていると思っていますし、全ての物流がそうあるのが自然だと思います
私自身もフェアトレードの理念を持って仕事を続けていきたいです
-ちゅら子-
愛さんのお洋服や雑貨には
縫製職人さんが
身に付けている人の着心地や笑顔を想像しながら
丁寧に施した手仕事のぬくもりが詰まっているんですね!!
沖縄で愛さんの作品に触れる機会を増やしてほしいです
-愛さん-
ちゅら子さんありがとう!!
石垣島で商品を販売したのを機に「やちむん館」さんが
私の商品を置いてくださることになりました!!
ちゅら子
タイ・インド・ラオスの縫製職人さんも喜びますね
愛さん!今後の展望をお聞かせください♪
-愛さん-
今は タイやインドで作った商品を年に2回日本の数カ所で展示販売していますが
今後は私の商品を取り扱ってくれるお店を増やし随時販売できるようにしたいと考えています
また、沖縄の伝統工芸や日本の伝統工芸を取り入れた商品も海外へ展開し
地元にも還元できたらいいなぁと考えています♪
ちゅら子 ごさまるお
愛さんが再び沖縄に来ることを楽しみに待っています!
本日はお忙しい中ありがとうございました!!
松原愛さんのお店「スルビ」情報はこちら↓↓
http://www.surabhi.jp/category/blog
Interviewee:松原愛
Interviewer:ちゅら子・ごさまるお
Writer:ちゅら子
Editor:ごさまるお
Proofreader:プー子
Posted by CFP at 07:00│Comments(0)
│人物紹介